会長挨拶
会長 植田昌克

この度、日本歯車工業会の会長を拝命致しました植田でございます。
コロナ禍の対応で新年度のスタートが遅れましたが、80年以上の歴史ある歯車工業会の牽引役として、微力ではございますが弊会の発展に向けて務めてまいりますので、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
弊会は「国際競争力強化を視野に事業推進」「会員にとって魅力ある企画の実行」「次世代経営者・技術者 育成事業」を柱として事業展開しております。歯車はこれからも重要な機械要素の一つとして各種産業機械に使われ続けますが、これにはグローバル化の推進、若きエンジニアの育成が必須で、弊会の各種事業を通して歯車業界を下支えして参る所存です。
今年度はコロナウィルス感染予防から募集寸前にギヤカレッジを中止としましたが、開校以来15年に渡り優秀な技術者を輩出してきたギヤカレッジ事業を継続するために、次年度の再開に向けて、「新しい生活様式」に即した在り方を検討し、見直しに着手したいと考えています。
他にも、経営研修会、歯車関連規格の対応、材料評価法プロジェクト、ギヤカレッジ・フォローアップ等々、すべての事業の継続に当たり新しい取り組みの検討が求められます。このタイミングを絶好の機会と捉え、理事並びに各事業の委員長の皆様のご協力のもと、前向きに取り組んで参ります。
また、弊会の事業活動を支援して下さる経済産業省、各大学、諸団体の方々との連携を密接にしながら、
魅力ある工業会にしていく所存です。