一般社団法人 日本歯車工業会

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日本歯車工業会会長「平成30年 年頭所感」

2018年1月4日

平成30年 年頭所感 「年頭にあたり」

一般社団法人 日本歯車工業会
会長 栄野 隆

新年おめでとうございます。平成30年の年頭にあたり、一言ご挨拶を申し上げます。

旧年中は、当会の事業運営に格別のご支援、ご協力を賜りまして、厚く御礼申し上げます。

昨年は、生産性向上と省力化ニーズの追い風もあり、概して需要堅調の中で推移し、本年は予断は難しいとは言え、成長力の底上げを図るべく将来を見据えた着実な投資拡大が期待されるところです。

今年、当会はおかげさまで80周年の節目を迎えます。昭和13年(1938年)に「東京歯車製造工業組合」として発足し、昭和33年(1958年)に、現在の名称の「日本歯車工業会」として社団法人化した後、60年が経過するという重ねて記念すべき年となりました。当会及び歯車産業は、戦前の発足以来、戦後の復興と高度成長経済の拡大基調の長い歴史を経て機械産業を支え、技術革新及び品質信頼性の実績を評価頂いて今日に至ったものと考えております。

今、時代は変化のスピードを更に増しておりますが、当会は変えるべきこと、変えてはならないことを見極めつつ、以下の3つの原則を貫くことで更なる貢献を持続して参ります。

一つは、当会が永年継続して担って参りました機械要素「歯車」に関する日本工業規格(JIS)及び国際規格(ISO)の制定或いは改訂に深くかかわるという基本的役割でございます。技術の進歩と共に例えばエンジンから電気にシフトしていく等のメガトレンドのなかにあって、日本の産業のいわば足腰となり、競争力の源泉である信頼性を担保する規格制定は、当会の変わらぬ取組みであり、継続して参ります。

第二は、当会を構成する多くの歯車メーカー及び関連ものづくり企業の経営にも関わる新技術、技術動向を踏まえた調査、研究に関連する活動や取組み等、言わば競争力強化につながる事業に関しても、従来からの30回を超えて継続する経営研修会等の開催に加えて、近年には各企業が自ら容易に高度な評価を行える鋼材品質評価装置及び評価法の開発と実用化に向けた事業が、着実に成果を上げております。

第三は、産業競争力の源泉となる人財教育であり、当会の重要な事業の一角を占めております。例えば、当会で主催する「JGMAギヤカレッジ」は、各企業を将来担っていく技術者を対象とする歯車技術教育と歯車の加工実技・実習を含めた講座として継続し、修了者は500名を超えるまでになりました。更に、初心者対象の入門勉強会や修了者を対象とするフォローアップ研修等、より広く、より深い学びの場として提供しており、会員各社はもとより一般企業にも活用頂ける教育の取組みとして好評を頂いております。

当会は80周年を一つの通過点と捉えて、「規格、技術、教育」の3つの柱を中心に、歯車産業ひいては日本の機械産業の発展を願い、創業の精神「技術水準の向上と経営の合理化の促進に業者は一致団結の努力を傾倒せねばならぬ」を思い起こして、皆様のお役に立てる工業会をめざし努めて参りたいと存じます。皆様方の温かいご協力をお願い申し上げます。

今年が皆様にとって良い年になりますよう祈念申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。